Substackを始めた人ほどポッドキャストをやったほうがいい理由──記事を10分音声に変える5ステップ
Substackで文章を書いているのに、ポッドキャストをやっていないのは、かなりもったいない。
なぜなら、記事を書ける人は、すでに「話すネタ」を持っているからです。
あとは、それを“声”で届けるだけ。
私はこれまで、仕事で40番組以上のポッドキャスト制作に関わってきました。
その中で強く感じているのは、ポッドキャストは、「話がうまい人」のものではない、ということです。
むしろ向いているのは、
日頃から考えているテーマがある
自分なりの視点を持っている
言葉にする習慣がある
そんな人たち。
つまり、Substackで文章を書いている人です。
AI時代に、“声”の価値はむしろ上がっている
AIで文章を書ける時代になりました。
画像も作れる。
動画まで作れる。
では、人間に残る価値は何なのか。
私は、“その人らしさ”だと思っています。
もっと言うと、「誰が言うか」です。
同じ情報でも、「あの人が言うから聞きたい」という状態が、これからますます重要になる。
そして、その“その人らしさ”が最も伝わるのが「声」です。
話すスピード。間。笑い方。迷い。熱量。
こういうものは、文章だけではなかなか伝わりません。
だから、ポッドキャストを始めると、読者との距離感が一気に変わります。
「この人の記事、好きだな」から、「この人の声、また聴きたいな」に変わる。
ここが大きいです。
文章では届かない空気感を、声が届けてくれる
Substackでは、情報以上に、その人の解釈や視点が残りやすい気がしています。
だから、音声との相性がかなりいい。
実際、ポッドキャストを始めると、文章では伝わらなかった空気感まで届くようになります。
少し考え込む間。言い直し。熱量。笑い。
こういうものに、人柄が出るんですよね。
そして、その“その人らしさ”こそが、AI時代に残る価値だと思っています。
本来は、「音声→記事化」もかなり強い
Substackでは、「ポッドキャストで話した内容を記事化する」という流れもかなりよく使われています。
実際、音声起点にしたワンソースマルチユースは、効率がいいです。
ただ、これからポッドキャストを始める人にとっては、
「何を話せばいいかわからない」が最初の壁になりやすい。
だから、ここでは逆方向。
つまり、「すでに書いている記事を、どう音声化するか」に絞って話します。
文章を書いている人は、もう十分“話す種”を持っています。
最初の一本は、そこから始めた方がかなりラクです。
記事は「台本」ではなく「素材」
ここはかなり重要です。
記事をそのまま読むと、意外と音声になりません。
もちろん読み上げコンテンツとして成立する場合もあります。
ただ、多くの場合、
書き言葉が硬い
情報量が多い
起伏が少ない
人間味が薄くなる
ので、“読むラジオ”になりやすい。
音声は、「情報」より、「温度」が伝わるメディアです。
だから大事なのは、「書いた内容」を読むではなく、「なぜそれを書いたのか」を話す
こと。
ここが変わると、一気に“聴ける音声”になります。
記事を10分音声に変える5ステップ
私がよくおすすめしているのは、この形です。
① 最初に「なぜ今この話をするのか」を話す
最初から説明に入らない。
最近感じた違和感。
実際にあった出来事。
なぜこの記事を書いたのか。
そこから入る。
たとえば、
最近、Substackを始める人がかなり増えてきました。
でも、文章を書いているのに、音声はまだ使っていない人が多い気がしています。
こんな感じです。
ここで大事なのは、「人」を出すこと。
音声は、情報を聴いているようで、実は“人”を聴いています。
② 30秒以内にテーマを提示する
ただし、ダラダラ前置きしない。
今の音声コンテンツでは、「何の話かわかる」ことがかなり重要です。
なので、
今日は、
「Substackの記事を10分音声に変える方法」
を話します。
くらいシンプルでいい。
感情から入って、すぐテーマ提示。
これがかなり大事です。
③ 記事の主張を「3つ」に整理する
記事を全部読む必要はありません。
むしろ、今日言いたいこと3つ」に分けた方が、かなり聴きやすくなります。
たとえば、「Substack発信者はポッドキャスト向き」という記事なら、
すでにテーマを持っている
読者との関係性がある
言語化習慣がある
みたいに整理する。
音声では、「まず1つ目なんですが」と進めるだけで、かなり聴きやすくなります。
④ 自分の体験をひとつ入れる
ここで、自分だけの話を入れます。
最近感じたこと。
仕事で気づいたこと。
読者からもらった反応。
自分が少し迷ったこと。
本を読んで考えたこと。
こういう「自分の体験」が入ると、音声は一気に聴きやすくなります。
ポッドキャストでは、「完成された情報」より、「その人がどう見ているか」のほうが残ります。
同じテーマでも、
どこに違和感を持つのか
何に面白さを感じるのか
なぜそれを大事だと思うのか
そこに、その人らしさが出ます。
うまく話そうとしなくて大丈夫です。
大事なのは、「自分の視点で話す」ことです。
⑤ 「だからどうする?」で締める
最後は、行動につなげる。
たとえば、
完成した記事を読む必要はなくて。
その記事を書いた“裏側”を10分話すだけでも、十分コンテンツになります。
くらいでいい。
音声は、完璧な情報より、「この人は、こういうふうに世界を見ているんだ」と感じられるほうが印象に残ります。
音声は、“強み”や“キャリア”を見つけやすい
これは、キャリア支援をしていて感じることです。
強みというのは、考えている時より、自然に話している時に出ることが多い。
人は、無意識に得意なことを話しています。
だから、ポッドキャストを続けると、自分の強みや価値観が、だんだん輪郭を持ち始めるんですよね。
これはかなり面白い現象です。
ポッドキャストは、発信であると同時に、「自己理解」のメディアでもあります。
「情報を届ける」から、「思考を共有する」へ
文章は、整理されたメディアです。
でも音声は、迷い。熱量。間。言い直し。温度まで伝わる。
だから、「完成したことを話す」より、「今考えていることを共有する」くらいの方が、むしろポッドキャストらしくなります。
Substackで書いている人は、もう十分“話す種”を持っています。
あとは、「情報を届ける」から、「思考を共有する」に変えるだけ。
その瞬間から、文章は“番組”になり始めます。
今後もポッドキャスト配信に役立つような記事をお届けしていきます。
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音声配信をやってみたいけど、収録環境がないのが悩みです~。
文字起こしだけならiPhoneのボイスレコーダーで大丈夫ですが、「音」を届けるとなるとマイクや環境にもこだわりたいですよね。
イマイズミさん、はじめまして。ポッドキャストをよく聴いていて、自分でも興味があるもののなかなか踏み出せずにいる者です。今回の記事で冒頭の具体的なコツを知ることができて、少しハードルが下がった気がします。
今後の発信を楽しみにしつつ、購読させていただきます。